今回は2件のケーススタディ。
まず最初はアメリカから。ゲームソフトPrototype。
こちらのPrototypeのウェブサイトに行くとFacebookでログインするよう指示されます。
Facebookでログインする動機付けはオープン懸賞。でも残念ながらフランス、オランダ、アメリカ在住に限定されています。
構わずFacebookでログインするとわずかなロード時間ののち、下のトレーラーのようなオープニング映像が始まるのですが、自分のFacebookのプロフの情報やアップロードしてある数々のイメージ画像が主人公の関連情報として扱われているじゃ~ないですか。
おいら達の業界ではこういうのを Involvement(インボルブメント=関わり合う) とか Engagement (エンゲイジメント=引き込ませる)とか言うんですが、これはこれでちょいとワクワクして悪い感じはしませんでした。
ちなみにこちらがトレーラーです。
問題なのが2番目にご紹介するイスラエルでのテレビ番組のプロモーション。
ユーザーのことはすべて知っている人工知能を持ったコンピュータプログラム Deus(デウス)が勝手に暴走しだし、人々の深層心理に入り込みカオスを巻き起こす、といった内容のティーンエイジャー向けのこの新番組をローンチするにあたり、似たような実体験をさせちゃえ!というのがこのプロモーションの狙い。
その仕組みは下記のとおり。
ステージ1:
ティーンエイジャー向けにオープン懸賞をバナー広告で大々的に展開。オープン懸賞に参加するためには様々な質問に答えた上で、更にこのプロモーションの情報を友達にフォワードしなければならない。
(この時点で彼らのコンピュータにはクッキーが保存されています。)
ステージ2:
2週間後。
ある日突然、彼らのブラウザのバナーなどに彼らに直接語りかけるメッセージが現れ出す。当然そんなバナーのCTRは史上空前の記録。そのバナーから飛ばされるマイクロサイトでは、なんと自分についての更にもっと細かな情報が掲載されている。
様々な掲示板ではこの謎の現象について話し合われ、ブロガー達はハッカーの究明について語り、しまいには注意を喚起するメールまで飛び交うようになり、挙句の果てにはポータルサイトなどに親たちからメールや電話の問い合わせが殺到し出す。
けれども3日後、すべての活動がピタッと止まり、消えてなくなる。
ステージ3:
1週間後。
またしてもパーソナライズドされたバナーが現れる。けれども今回は、新番組の広告とそのマイクロサイトへの誘導によってすべての謎を解き明かした。
下がその解説ビデオです。
ティーンエイジャーが観る番組の中で最も高い視聴率を獲得しただけではなく、インターネットの危険性について警鐘するきっかけともなった、と企画制作者は結果について語っていますが。。。この類のプロモーション、貴方は有りだと思いますか、それとも悪?
出所: Interactive Marketing Trends
出所: Ads of the World

















広告大臣: 人のプロフを活用(悪用?)した驚愕のゲリラプロモーション http://bit.ly/Qsf0W
備忘録)恐怖訴求の参考に。 http://www.ad-minister.net/2009/07/22/deus_promotion/